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「詩歌梁山泊」とは何か?

現在の日本には、短歌、俳句、自由詩(狭義の詩)という三つの詩型があり、共存しているといって良いでしょう。
三つの詩型はお互いに影響し あっていますが、住み分けがされているのが現状です。
そのことが日本の詩にとって幸せなのかは、はなはだ疑問です。
当企画ではシンポジウム、ホームペー ジ、印刷媒体などを媒介とし、三つの型の交友の促進を目的とします。
それぞれの詩型の特徴や相違点を考え、時には融合するなどし、これからの表現の可能性を探ります。
戦後の詩歌の時間を問いなおす試みでもあります。   


代表:森川雅美 

実行委員:藤原龍一郎、筑紫磐井、野村喜和夫、高山れおな、
       田中亜美、嵯峨直樹
山口優夢、岡野絵里子、
       渡辺めぐみ、中川宏子、
ブリングル御田


→参加の申し込みはこちらのフォームからどうぞ←

俳句です。

髙柳克弘『未踏』(ふらんす堂)

ことごとく未踏なりけり冬の星

桜貝たくさん落ちてゐて要らず

つまみたる夏蝶トランプの厚さ

うみどりのみなましろなる帰省かな

何もみてをらぬ眼や手毬つく

くろあげは時計は時の意のまゝに

刈田ゆく列車の中の赤子かな

亡びゆくあかるさを蟹走りけり

洋梨とタイプライター日が昇る

ダウンジャケット金網の跡すぐ消ゆる

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